カラオケでMr.Childrenのesを絶対に歌ってはならない理由

こんにちは。

アルコールの弱さを競う大会に出たら上位に入賞するくらい、お酒がまったく飲めないTATeNoです。

新年会の時期ですね。

二次会でカラオケに行く機会も多いのではないでしょうか?

そこで今回のエントリーでは、私の手痛い失敗談をカミングアウトしようと思います。

何故なら、今回お伝えするエピソードは、行間も含めてジックリと読めば、あなたの実人生にも活かせる教訓がてんこ盛りだからです。

私にとって、涙なくしては語れないほどの辛い体験ですが、何とか気力を奮い起こして書こうと思いますので、あなたもどうかそのつもりで、感情移入しながら読んでください(笑)。

カラオケが苦手で断り方を知りたいと思っている方や、カラオケがトラウマになっているという同志の方に読んでいただければ幸いです。

 

カラオケでMr.Childrenの“es”を絶対に歌ってはならない理由

カラオケが大の苦手

あれは…今から、21年前の話です(遠い目をしつつ…)。

ちょうど、消費税が3%から5%になった年でしたね。あと、 香港がイギリスから返還されたり。そういう会話をしたのもあって、それだけはよく覚えてます。

場所は、西日本(固有名詞に意味はないので、あえてこういう表現にしました)の、とある地方。時期は秋の終わりくらいでした。

男女数人で食事会(まあ、要するに合コンですね)のようなことをした後、「じゃあ、この後はカラオケに行って盛り上がろうゼイ!」という展開になったんですね。

私は、すぐに『ウゲーッ!!』と思いました。

というのも、正直、私はカラオケが大の苦手だったからです。

もちろん、プロアマ問わず他人様の歌を聴くのは大好きですし、自分が歌うのも好きですが、それは自宅での鼻歌的なものであって、人前で歌うのはハッキリ言って大嫌いです。

自分で言うのもナンですが、小学生の頃は声もよく出て、クラスでも一番というくらい歌が上手かったと自負していますが、成人してからは、いわゆる他人の前で歌う段になると、なかなか思うように声も出ず、決して下手ではないにしても、自分の歌の上手くなさに幻滅(理想とのギャップ)してしまって、何か歌う気がそがれてしまうんですね。

また、それより何より、カラオケという独特の空間では、日常生活では味わわない類(たぐ)いの感情が自分の中にわき起こりますが、それらが苦手というのもあります。

まず、何がイヤって、みんな自分が何を歌うかを決めるのに夢中で、人が歌っているのをロクに聴いてないというか、上の空で調子だけ合わせて拍手してたり、まあ、カラオケではよくありがちな光景ですけどね。

私なんかは、そういう連中を見ると、『ちゃんと、聴けよ!』と腹立たしく思ってしまって、テンションがガタ落ちしてしまうんですね。

あと、カラオケになると、ふだん温和な人でもキャラが変わったようになって盛り上がりまくったり(ストレス発散?)しますが、そういう様子を目にするのが単純にイヤっていうのもあります。

人にもよりますが、見ていて痛々しいというか…。

お前はストレス発散してるかもしれねーけど、こっちは現在進行でストレスが蓄積してんだよ!みたいな(苦笑)。

あと、歌が激ヘタでウルトラ音痴なのにも関わらず、一人で何曲も歌いまくる剛田武氏ことジャイアンみたいな人がいたり…。

ジャイアン リサイタル – Google 画像検索

さらに言えば、場の盛り上がりに対して、自分一人だけが冷めていると申し訳ないので、無理矢理テンションを上げて、大声を出したり、笑顔を崩さなかったり、力強く手拍子や拍手をしたりするワケですが、そういう感情の演技がイチイチ疲れます。

もはや、「お前はカラオケに行くな!」って感じですよね?(笑)

まだ、あります。長くてゴメンナサイ。

私が10代の終わりくらいの頃、何度か、家族(父・母・弟と妹たち)でカラオケボックスに行ったことがあるんですが、一回だけ、すごくイヤな思いをしたことがありまして。

友人と行くときは、私はいつも遠慮してほとんど歌わないので、その時は、遠慮することなく、思う存分歌おうと思ったんですね。

友人と行く時に遠慮している分、反比例するように、うっぷんを晴らすが如く、歌いに歌いまくったワケです。

杉山清貴TM NETWORK、ガラにもなく、吉川晃司BOOWYまで歌ったりなんかしちゃったりなんかして。

しかし、私のボルテージが上がるのに反比例して、家族は口数も少なくなり、無表情になり、場は完全にシラケまくりのラクリマ・クリスティました。

その時の、私と家族との温度差の滑稽さときたら…。

思い返すと、今でも切ないような複雑な気持ちになります。

とにかく、カラオケにまつわる記憶は嫌なものしかありません。

 

あの時、帰っていれば…

さて、話を戻します。

食事会は自宅から車で40分ほど離れた繁華街で行われましたが、友人の車に乗せてもらって参加しただけに、「俺は帰ります」と途中で抜けて帰るワケにもいきませんでした。

まあ、今にして思えばタクシーにでも乗って帰ればよかったんですが。やはり、その時は『そこまでするのは止めておこう…』と思ったんですね。

「家まで送ってあげるのに、何でそこまで(タクシーに乗ってまで)して、帰るんだよー」と言われるのが目に見えていたからです。

で、結局、カラオケに半ば強制的に連行されるハメになったという…(苦笑)。

ちなみに、遅ればせながら、ここで顔ぶれの紹介を。

まず、男性側(5人)は、当時の私が一番仲の良かった友人S(一つ年上)と、その友人の仕事仲間(建築関係の仕事)、あとの二人は友人を介して知り合った地元の先輩二人(兄弟)でした。

そして、女性側(4人)は、一人が友人Sの女友達(幹事)、一人が友人Sの仕事仲間の彼女さんで、あとの二人は看護婦さんでした。

それでですね。

私は歌うのが冗談抜きで本当に死んでもイヤだったので、男性全員に対しては、カラオケ店への移動の際、「俺、歌わないんで、よろしく」と伝えていました。一人ずつ丁寧に。

まあ、いわゆる根回し作戦というヤツです(笑)。

そして、いざカラオケ店に到着。

女性陣に対しても、隣に座った人に「俺、歌わないよ」と言ったり、「俺は、今夜は聴きに徹するから!」というリスナーのオーラを熱心に聴くことでかもし出したりと、涙ぐましい努力をしていました(笑)。

しかし、です。

看護婦さんの一人が、そんな私の真意を目ざとく見抜いたのか、意地悪そうな表情(私の主観ですが、確かにそう見えました)で、

「ねえ、何か歌ってよー」とストレートにふっかけてきました。

私は、『き、来たあーーーーっ!』ヽ(゚Д゚*)ノ━━━ !!!!!と内心ではドキドキしながらも、表面上では必死に平静なフリを装って、「いや、ちょっとカンベンして」と、にこやかに軽く応答しました…が、その女性はしつこく「そんなこと言わないで、歌ってよ~」と言ってきました。

それに対して、私も、しつこく、

  • 「いや、本当にごめんね」とか、
  • 「聴くのが好きなんだよね」とか、
  • 「今日はノドの調子が悪いから」とか、
  • 「我が家の家訓で歌えないんだよ」とか、
  • 「日本の歌はあまり聞かないから全然知らなくてさ」とか、
  • 「今度は必ず歌うから、今日だけはマジかんべんして」とか、

 

手を変え品を変え、冗談もおり交ぜつつ、色々な屁理屈を言ってしのぎました…が、彼女の攻撃(口撃)は一向に止む気配がありません。

その内、彼女と私とのやりとりに、その場にいた全員がジョジョの奇妙な冒険に巻き込まれてきました。

女性陣も、「聴きたーい」と声をそろえて言ったり、

挙げ句の果てには、味方だと信じていた男性陣までもが、「一曲だけでも歌ったらいいじゃん」なんてことを言い出す始末。

しかし、それでも、私は空手で鍛えた強靭な精神力で、「いや、本当にごめんなさい」と断固として拒否し続けていました。

ただですね、説得力がない理由ばかりを口にして、頑なに拒み続けていると、その場が段々と険悪な空気になっていくんですね。

  • 『何だコイツ…』
  • 『ノリが悪いヤツだなあ』
  • 『だったらカラオケに来るなよ』
  • 『なに、もったいぶってやがんだよ』
  • 『別に一曲くらい歌えばいいじゃんよ』

 

みんなから、そんな風に言われているようでした。

 

結局、歌うハメに…

それで、さすがの私も、ついに心が折れました。

場の力学って恐いですね。

しかも、ライトな曲をパッと選んで、サクッと歌って、ボリボリと頭でもかきながら、テヘヘ…と苦笑いして終われば良かったものを、若さ(青さ)故か、『どうせ歌うことになったなら自分が好きな歌で、しかも一番いい歌を歌うべ…』などとセコい考えを持ってしまい、けっこうジックリと時間をかけて選んでしまったんですね。

その間も、

「ねえ、決まった?」
「ねえ、早く歌ってよー」

と女性陣からの口撃(攻撃)は止みません。

私は元々暑がりですが、全身から冷や汗のようなねっとりとした体液がにじみ出し、頭の中はもうろうとしてきて、今すぐにでもこの場から逃げ去りたい衝動に何度もかられました。

そして、軽い吐き気をガマンしながら、青ざめた表情で、カタログ?のページを淡々とめくり続けたワケです。

そうこうしている内に、時間的にも流れ的にも、私がラストを飾る真打ちみたいな展開になってきてしまいまして(涙)。

  • 『まだかよ…』
  • 『もう、いい加減歌えよ』
  • 『マジなんなの、コイツ…』
  • 『このまま歌わないつもり?』

 

その場にいた全員からの、そんな非難の声を全身でビリビリと感じながら、最終的に私が選んだ曲は、ミスチルの「es」(エス)でした。よりにもよって。

よりにもよってというのはどういうことか?

ご説明します。

まず、この歌は長いです。
全部で6分近くあります。

あと、それに加えて、聴かせる系の筆頭のような曲でもあります。

“es”は、ミスチルのボーカル、桜井和寿さんが歌うからこそ聴かせる曲として心に染み入るようにジックリと聴けるのであって、歌に関してド素人の私が、間違っても歌ってはいけなかったのです!(まあまあ、落ち着きなはれ…)

たとえばですが、同じミスチルでもCROSS ROAD(クロスロード)とかであれば、まだよかったと思います。何故なら、サビの部分も口ずみやすい(皆で一緒に)ですし。

しかし、その時の私は正常な思考力を失っていたのもあって、自分が選択ミスをしたのに気づきませんでした。

私は、曲番を入力する係(誰だったかは覚えていません)に、番号を告げました。

全員が、『やれやれ、ついに歌うか』『コヤツはもったいぶってからに…』というような安堵の表情をしていました(私にはそう感じられました)。

そして、静かなイントロが流れ始め、場が静まり返る中、私は歌い始めました。

 

人生で最悪のパフォーマンス

しかし、緊張していたからか、自分の思うように声が出ません。

恐らく全員が、『下手だな』→『なるほど。歌いたがらなかったのはそういうことか』と連想的に思ったと思います。

また、静かな曲だけに手拍子を入れるタイプでもないため、皆、ただただ黙って聞いていました。

いや、正確には、ツマラナそうな顔をしてジッとしてた、と言った方がいいでしょうか。

私は歌いながら、自分の顔がピクピクと引きつっていくのを感じました。

そして…一番が歌い終わりました。

今にして思えば、そこでストップボタンを押せば良かったのですが、その時は、そんな小ワザも思いつかず、また、思いついたとしてもそれをやることは許さないような空気(ちゃんと最後まで歌えよ的な)だったこともあって、二番へと突入しました。

誰かのため息(あからさま)が聞こえました。

やはり、一番で歌い終わるべきだったのです!(まあまあ、もう過去の話やから…)

さらに悪いことは重なるもので、声が出ないだけではなく、ところどころ音がハズれたり、歌い出しが遅れたりして、自分でも『ちょっと音痴だな…』というくらい散々な出来でした。

そして、拷問のような苦しさの中で、二番が歌い終わりました。

しかし、この歌、ここからがラストの盛り上がりに向けて、長い伴奏が入るんですね。

皆、怒ったような、ムスッとした表情をしながら、ジッとしていました。

ラストの盛り上がりでは、いつにも増して高音が出ず、音も外れ、自分でも『うわあ、こんな歌、聴きたくねー』っといったジャイアン級のクオリティでした。

…そして、拷問のような長い6分間は終わりました。

歌い終わった後の情景は、一生忘れることができません。

誰一人(男性陣も含めて)、拍手もなく、歌に対するコメントもなく、私に「歌ってよ」と言っていた女性も、「ありがとう」でも、「歌ってよかったでしょ」でもなく、顔も向けず、目線も合わせず、ひたすらガン無視されました。

やがて関係ない雑談が交わされるまでの間、私は、頭がクラクラするのを必死でこらえていました。

帰りの車内でも、会話はほとんどありませんでした。

私のエピソードは以上です。

今、こうして回想してみても、“es”を選曲した自分の青さ(若さ)に対して、恥ずかしさ、情けなさ、おかしみ、呆れ…様々な感情が出ますが、いつも最終的には、あの出来事自体を無かったことにしたくなる不毛な衝動に駆られます。

でもですね、今回、こうして記事にしたことによって、あの悲劇(ネガティブな記憶)をネタ(ポジティブな笑い)へと、晴れて転換できましたので、ヨシとさせていただきます。

 

私の失敗経験から得られる教訓

私のようにカラオケが苦手な人が、立場や付き合い上、どうしても歌わないワケにいかない窮地に追い込まれた時にはどうすればいいか?ですが、もうわかりますよね?

  • いつでも帰れるようアウターや私物は近くに置いておく。
  • 「自分は歌いませんから」宣言はワザワザしなくていい。
  • 指名されないまま終わればそれにこしたことはない。
  • 歌うように言われた場合は、拒否らずにすぐに歌う。
  • ふだんからカラオケで歌う曲をリストアップしておく。
  • ベタでもいいので誰もが知っている曲をあえて選ぶ。
  • 音痴はマニアックさや、歌詞の面白さでカバーする。
  • 全員で一緒に盛り上がって歌える明るい曲を選ぶ。
  • もしくはアッという間に終わる短い曲を選ぶ。
  • 一曲だけだと一巡してから、必ず「次は?」「もう一曲」とキリがないので、ともかく二曲を続けざまにパパッと歌う(間に他の人が歌ってもいい)。
  • 歌い終わった後に「本当はもっと上手いんだけどね」とか「今日はノドの調子が悪くて…」とか不毛なアピールはしない
  • 歌い終わったら、「自分はこれで…」とスマートにサッと帰る。

 

ちなみに、個人的には、“アニメソング”なんかもオススメです。
女性は引くかもしれませんが、歌わないよりはマシですので。

以上、参考になれば幸いデス(death→“死”とかけてる→死ぬような思いをしたので・笑)。

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